スケルトンとシースルーと透明鱗の違いって何??
全ての始まりは、2016年5月に確かに、アルビノシースルーメダカといって購入したメダカから産まれてきた、アルビノシースルーメダカ(ホホ透けなし)を記事にしたところから始まります。
頬が透けていないアルビノシースルーメダカ
この写真のメダカを見たときに、ひろしゃんが感じたのは、
- 透明鱗メダカ、スケルトンメダカ、シースルーって何が違うのか?
- 透明鱗メダカではないメダカ。という事は、非透明鱗メダカなのでは??
- なぜ、透明鱗メダカの特徴である、ホホが透けていないメダカが産まれてくるのか??
- 頬が透けていないアルビノシースルーメダカは、アルビノシースルーメダカと呼ばないのか?
そんな記事を書いたところ(現在は、削除してます)、うめぼしさん。という方から、
- スケルトンとシースルーの違い
- 透明鱗と非透明鱗の違い
についてコメントを頂きました。
そのコメントを読み進めていくと、「以前の記事で、写真のアルビノシースルーメダカが非透明鱗と書いていた記事が間違い」であったり、「スケルトン」と「シースルー」の違いについても多くのアドバイスをいただくことが出来ました。
今回は、そんな分かりくい、
スケルトン、シースルー、透明鱗、非透明鱗、アルビノなどの用語が、メダカの世界でどう使われているのか?
ひろしゃん(@自己紹介)なりに解説していきます
①透明鱗=スケルトン=シースルー
鱗の透明度
結論から言うと
透明鱗メダカの別名をスケルトンメダカと呼び、スケルトンメダカよりも透き通ったメダカをシースルーメダカと呼ぶそうです。
- 透明鱗メダカ=スケルトンメダカ
- 透明鱗メダカ=シースルーメダカ
ということは、我が家で飼っているスケルトンパンダメダカは、
別名で言うところの、透明鱗、パンダメダカになります。
確かに、この前提を知らなければ、全て、間違うはずです
でも、
透明鱗=スケルトンなのに、透明鱗=シースルーとする理由はなんだ??
そこで、カギを握るのが、
アルビノメダカというのは、先天的にメラニン色素が欠乏していることにより、瞳孔が毛細血管の透過により赤く見える品種(メダカ)そして、通常の場合、アルビノメダカの鱗は普通鱗なのですが、
このアルビノメダカに、透明鱗メダカを交配させ、エラ部分の虹色素胞が欠乏して、赤い目と赤い頬を持つ特徴があるメダカを作りたい。と、誕生したメダカが
- アルビノ透明鱗メダカ
- アルビノスケルトンメダカ
です。
そして、このアルビノ透明鱗メダカから、
アルビノの特徴をさらに生かして、もっと体が透けている特徴を持つように(体内、目の周り、血管まで透けている個体)交配や選別を繰り返したメダカ
が、
アルビノシースルーメダカ
という訳です。
▼2018年のアルビノシースルーメダカ
シースルーという意味を、
透明度で言えばスケルトンの先の透明度。
と考えるとスッキリすると思います。
- メダカの鱗について
-
メダカの鱗は通常、普通鱗と呼ばれていて、透明鱗メダカの別名をスケルトンメダカと呼ぶ。
- アルビノシースルーメダカの特徴
-
透明鱗メダカにアルビノ種が交配されることで、目の周りが透けていたり、腹部が透けていたり、血管まで見えたりする特徴を持つメダカを作っていった。という感じ。
スケルトンメダカ(透明鱗メダカ)よりも、細部にわたり透き通っている特徴あり。
ただし、透明鱗と、スケルトン、シースルーの呼び名を「どのくらいのメダカの透明度で使い分けているのか?」明確な線引きポイントがないため、ひろしゃんのように言葉だけでメダカを判別しようとすると、どこまでが、スケルトンメダカで、シースルーメダカなのか分からなくなるので注意。
たくさん透明鱗メダカを観察して、選別すると、シースルーの特徴に辿り着くのではないでしょうか。
②非透明鱗とは透明ではない。ではない。
さて、透明鱗、スケルトン、シースルーの違いは分かってきました。そこで、次に登場するワードが、
という言葉です。ひろしゃんも、写真のアルビノシースルーメダカを説明するときに、非透明鱗という言葉を使ったのですが、
それは、なぜか?と言うと
透明鱗メダカから産まれてきたメダカの頬が透けていない=透明鱗じゃない=非、透明鱗じゃない??
という具合です。だって、
透明の反対は、非透明ですよね??
でも、
この非透明という使い方も間違っています。
透明鱗メダカも元は普通鱗メダカ
メダカの世界で使われている
というワードの使い方を知るために、
どうして、我が家のアルビノシースルーメダカから、頬が透けていない、アルビノシースルーメダカが産まれてきたのか?
を考えてみましょう。
まず、透明鱗ではない、普通鱗のアルビノメダカ同士の交配では、遺伝率が高く、普通鱗のアルビノメダカが産まれてきます。
普通鱗のアルビノメダカの交配だと、普通鱗のアルビノメダカが産まれてくる
しかし、より難易度の高い(出現率の低い)、アルビノ透明鱗メダカ×アルビノ透明鱗メダカや、アルビノシースルーメダカ×アルビノシースルーメダカというメダカは、同じ品種同士で交配しても
- 頬が透けていないメダカ
- 透明鱗メダカ
- シースルーメダカ
など、さまざまタイプのメダカが生まれてくるようです。実際に、我が家でも
アルビノシースルーメダカ×アルビノシースルーメダカ
の交配をして、産まれてきたメダカがいて、このメダカを
頬が透けていないメダカ
=透明鱗じゃない=非、透明鱗じゃん!!
と呼んでしまうのは、実は
もともと、メダカの鱗(魚の鱗)は、普通鱗なので、透明鱗メダカから産まれてきた、透明鱗の特徴がないメダカを、非透明鱗と呼ぶ必要はなく、それは、
普通鱗。
と呼ぶそうです。
なので、アルビノシースルーメダカ×アルビノシースルーメダカの交配で生まれた、頬が透けていない我が家のアルビノシースルーメダカ(F1)
は、
非透明鱗アルビノシースルーメダカではなく、
アルビノシースルーメダカから生まれた、アルビノ種の普通鱗メダカ
もしくは、
アルビノシースルーメダカから生まれた、頬スケの特徴がない透明鱗メダカ
ということになります。
- アルビノ透明鱗メダカの交配からは、色んな特徴をもつメダカが産まれてくる。
- 透明鱗から産まれてきたメダカに、透明鱗の特徴がないことを、非透明鱗と呼ぶのではない。
非透明鱗メダカとは
じゃぁ、非透明鱗メダカって、なんなの??
というと、
柄モノのメダカを作るアプローチの違いです。
と、なったときに
赤いメダカの赤い部分を、透明鱗メダカとの掛け合わせで薄くして、白くしていけば、赤色と、透明の2色の模様ができるのでは??
と考えた人と、
透明鱗メダカとの掛け合わせはしないで、白いメダカの赤い部分をもっと大きくしたら、2色の模様になるのでは?
という具合に、
透明鱗メダカからアプローチしていない柄モノのメダカ
として分かりやすくするために、
と表記したのが始まりのようです。
まとめ
透明を表す表現である、スケルトンとシースルーが、透明鱗と非透明鱗が、メダカの世界ではどのように使われているのか?に気がつき記事を訂正することができました。
横文字のメダカや、難しい漢字のメダカが増えてくるたび
- どういう風にメダカを区別しているのか?
- 何が、どう他のメダカと違うと、その名前になってるのか?
- 交配したら、同じメダカが産まれるのか?
不思議なことに、明確な答えを知ろうとすればするほど、頭が痛くなります(´Д`|||)
改良メダカの世界は本当に奥が深いです。
うめぼしさん。
本当にありがとうございました(>∀<人)
アルビノシースルーメダカは我が家にいるの??
そういえば、奥様が購入してきたアルビノシースルーメダカから産まれてきた、
アルビノシースルーメダカ(F1)の中に
- アルビノ種で
- ホホが透けて
- 腹部も透けて
いる特徴をもつ、アルビノシースルーメダカを探すのを忘れてました。。。
というより、スケルトンとシースルーの違いを見分けるのには、親のアルビノシースルーメダカを参考にすれば、すぐに終わる事なんですが、もう、手元にいないんです。さらに、写真も撮影していないので、その特徴すら分からないという大失敗。。。
もしかしたら、購入したアルビノシースルーメダカが、アルビノシースルーメダカじゃなかったから、こんなにバラバラなメダカが誕生しているのでは??なんて考えが浮かんでしまう前に、
改めて我が家の「アルビノシースルーメダカ(F1)」を調べてみると
少し拡大
発見しました透明鱗(ホホ透け)メダカ
- ホホが透けている、アルビノ透明鱗メダカ。
- ホホが透けていない、アルビノメダカ。
このどちらも産まれてくるということです。
アルビノシースルーメダカというメダカが、
- 腹部が透けて、内臓が透き通って見えるメダカ
とされていならば、ホホが透けているこのメダカも正確には、
アルビノシースルーメダカとはならず
アルビノ透明鱗 もう少し腹が透けたらアルビノシースルーメダカメダカ
となるんでしょうか(^~^;)
さらに疑問が深くなるのは、スケルトン、シースルー、透明鱗、どのタイプのメダカも主な特徴は、ホホが透けているということなのに、写真で残っている我が家のアルビノシースルーメダカのホホ(エラ蓋)は、透けているように見えないというところ。
なんとも難しいですね。。。、
そんな、アルビノシースルーメダカ(F1)の中を探していくと、ホホ透けメダカが8匹。ホホも腹も透けて見えるメダカが1.2匹。見つかりました
とりあえず、アルビノシースルーメダカの特徴を持ってると思われるこの10匹を別の容器に入れて、
アルビノシースルーメダカ(F1)×アルビノシースルーメダカ(F1)
で交配し、卵を採ることに決定しました。その後、どうなるかはお楽しみです。
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