メダカを繁殖させるときは、基本的に難しいことは苦手な奥様(@自己紹介)ので、メダカの交配は、
累代交配
と呼ばれる交配をしています。
累代交配とは?
同じ品種のメダカを、他の品種のメダカと掛け合わせすることなく、その品種の持つ特徴を洗練して交配していくという意味合いです。
ヒレ長メダカの場合で言うと、
松井ヒレ長青幹之メダカ同士の掛け合わせで、松井ヒレ長青幹之メダカの持つ特徴を、伸ばしていこう。というメダカの飼育方法。
それを、今回のメダカの交配では、
ヒレ長の特徴がある、青幹之メダカ
×
ヒレ長の特徴がない、白幹之メダカ
この2種類のメダカを交配して、
松井ヒレ長の白幹之メダカを作ってみる
ことにしました(*´▽︎`*p♡︎q
改良メダカの世界では、こういった、違う品種で交配すること(異種交配)で、新しい表現を持つメダカをみつけていくのも、醍醐味のようで、メダカ歴の長い人ほど、様々な掛け合わせをして、新しい表現を持つメダカを誕生させています(๑•̀ㅂ•́)و✧︎
とはいえ、メダカの飼育歴が長くても、我が家の奥様のように、
メダカの異種交配は、よく分からない。。。
というメダカ愛好家も、多いと思います。
ひろしゃんも、今回、白幹之メダカの松井ヒレ長メダカを作るために、色々と考えて交配してみたので、約1年間の、松井ヒレ長白幹之メダカ作りを一緒に見ていきましょう(๑´∀︎`๑)
松井ヒレ長白幹之メダカの作り方
松井ヒレ長メダカを作ろうと思った理由
松井ヒレ長白幹之メダカを作ろう!!
と、なった理由は、奥様の思い付きでも、ひろしゃんの興味でもなくて、意外なキッカケだったんです。もともと、松井ヒレ長青幹之メダカの繁殖に使っていた、オスのメダカ。
松井ヒレ長青幹之メダカのオス
これが、超、元気がイイ!!
いや、ただ、元気が良いメダカ。なら良かったんですが、繁殖期になったら、同じ容器で飼育していた、メスの松井ヒレ長メダカを
とにかく、突っつきすぎて、このままでは、メスの松井ヒレ長青幹之メダカが、死んでしまう可能性があったので、
ひとまず、夜は、別容器にて隔離されるオスの松井ヒレ長…。次の日の朝になって、メスの泳ぐ飼育容器に戻すのですが、
- 相性が合わない?
- 気が強すぎる?
- 性欲が強い?
とにかく、超、攻撃的(p´Д`;)
このままでは、本当に、メスの松井ヒレ長青幹之メダカがいなくなってしまうので、夜の間だけではなく、当分の間、
松井ヒレ長青幹之メダカは、繁殖させるのはやめよう。
と、決断。
しかし、、、
せっかく、松井ヒレ長の青幹之メダカ同士の掛け合わせで、ヒレ長メダカを作ろうと考えていたのに、オスの松井ヒレ長青幹之メダカがこんな状況では…。
と、悩む奥様…。だったら、、、
松井ヒレ長の青幹之メダカを、白幹之メダカと交配したら、松井ヒレ長白幹之メダカを作れるのでは?
というより、
青がダメなら、白でイケーーー´ ³`°) ♬︎*.:*
みたいなノリで、
手頃な大きさの発泡スチロール容器を持ってきて、そこに、白幹之メダカフルボディのメスを2.3匹入れて、
白幹之メダカのメス
問題児の松井ヒレ長メダカのオスを入れたのが、松井ヒレ長白幹之メダカ作りのスタートでした(๑•̀ㅁ•́๑)✧︎
ヒレ長メダカ作り【1回目の交配】
まず、異種交配1回目は、種親の松井ヒレ長青幹之メダカのオスと、白幹之メダカのメスを準備します。
▼交配予想図
そうしたら、同じ飼育容器に入れて管理するのですが、
発泡スチロール容器に、産卵床を浮かべておいて、水替え(水換え)などせず、グリーンウォーターのまま放置するという、完全放置スタイルでの飼育方法(^~^;)
▼発泡スチロール容器
これが意外と良かったのか?
攻撃的な松井ヒレ長青幹之メダカのオスと、白幹之メダカのメス、気がつけば、産卵床に卵を産み付けているので、産卵床に産みつけた卵を、別容器(米びつのプラケース)に、産卵床ごと移して、メダカが孵化するまで、ここも放置∗︎˚(* ˃̤൬˂̤ *)˚∗︎
メダカの産卵、採卵、孵化と、順調よく進んで、プラケースで無事に孵化したメダカのサイズが、タモ網ですくえる程度の大きさになったら、プラケースで泳ぐメダカを、発泡スチロールのグリーンウォーターへバック
本当に、もの凄く、テキトーな繁殖飼育スタイルですが( ̄▽︎ ̄;)
そうやったほうが、結構、調子がよくて、産まれてきたメダカが
こんな感じ(๑˃͈꒵˂͈๑)
松井ヒレ長青幹之メダカ
×
白幹之メダカ
で交配を進めると、どんな交配結果になるのというと…。
産まれてきたメダカのうち、ヒレ長の表現は…
残念ながら、1回目の交配(f1)で、ヒレ長の表現は表に出てきていませんでした。
ですが、産まれてきた松井ヒレ長メダカのうち
2/3程度は、青幹之メダカ
1/3程度(約20匹ほど)白幹之メダカの表現が出ている
結果になりました(*´▽`*)
ヒレ長の表現は、潜性遺伝なので、全て隠れてしまうと予想できましたが、
まさか、
青幹之メダカと白幹之メダカを交配して、白幹之メダカが産まれてくるとは…。松井ヒレ長青幹之メダカの血統に白幹之メダカが入ってるんですね~。
勉強になりました(。-`ω´-)
青幹之と、白幹之メダカの交配でも、白幹之メダカが出てくる。
ヒレ長と、普通ヒレの交配をすると、1回目の交配では、普通のヒレのメダカが産まれてくる。
ヒレ長メダカ作り【2回目の交配】
さて、次の交配ですが、
▼1回目の交配結果
1回目の交配では、ヒレが伸びていない、白幹之メダカが産まれてきてましたので。この後のヒレ長メダカの作り方として、産まれてきた、
松井ヒレ長白幹之メダカ(f1)同士を掛け合わせる。
のが、セオリーかもしれないけれど、
元気が有り余ってるなら、難しい遺伝の話は抜きにして、ヒレ長の体型の特徴をもつメダカを量産するために、大きくなった松井ヒレ長白幹之メダカ(f1)の中にもう一度投入っ!!
▼
コレで、ヒレ長メダカ出てくるかな?
▼2回目の交配図
ヒレ長メダカ作りから、3ヶ月後
松井ヒレ長白幹之メダカが作れた!!
さて、さて、1回目の交配で産まれてきた、白幹之メダカと、まだ元気の残っていた、種親に使った、松井ヒレ長青幹之メダカのオスを再び使って、
松井ヒレ長青幹之
×
松井ヒレ長白幹之メダカ(f1)
の交配をしてから約3か月。
交配結果は、どうなったのか?
というと、
▼松井ヒレ長白幹之メダカ(f2)
微妙ですが、ヒレ長の特徴がある白幹之メダカが生まれて来ました
バンザイ━︎ヾ(*´∀︎`*)ノ━︎☆︎
と言っても、まだまだ、ヒレの長さが物足りない(*- -)
もう一回、同じ松井ヒレ長青幹之メダカを使って交配したいけど、来年はさすがに…いないか( ̄▽︎ ̄;)
ヒレ長メダカ作り【3回目の交配】で考える
さて、さて、3回目の交配はどうする??
これまでのヒレ長メダカ作りの結果をまとめると、、、
松井ヒレ長の1回目の交配結果
- ヒレ長の特徴は、隠れていて。
- 白幹之の特徴は、約1/3のみ出現。
どちらも、潜性遺伝(劣勢遺伝)なので、松井白幹之メダカの姿は確認できない。
松井ヒレ長の2回目の交配結果
潜性遺伝(劣勢遺伝)を持つ、松井ヒレ長青幹之メダカ(f1)と、種親に使った松井ヒレ長青幹之メダカを戻し交配すると
- ヒレ長の特徴は、出ているが、少し。
- 白幹之の特徴は、出ているが、少し。
という交配結果。
それを踏まえて、3回目の交配は、
3回目の交配予定、普通なら…
松井ヒレ長白幹之メダカ(f2)
×
松井ヒレ長白幹之メダカ(f2)
ヒレ長の特徴がでていて、青幹之メダカの色が出ていない、松井ヒレ長白幹之メダカ(f2)同士を交配させるのがセオリーなのかな…
でも、ひろしゃん的には、より早くヒレ長を目指すために、
3回目の交配予定、ヒレを伸ばすなら…
松井ヒレ長青幹之メダカの(f1)
×
松井ヒレ長白幹之メダカ(f2)
の交配も悪くないのかなぁ、、、と思うけど、
白色は、潜性遺伝(劣勢遺伝)になるため、もう一度、青色と交配すると、次は、白色が消えることになり、白幹之メダカを作る上では、遠回りになるんだと思います。。。
さらに、生まれてきた松井ヒレ長白幹之メダカ(f2)をよく見ると、メスばかりなので、3回目の交配をどうするか?と悩む前に、
オスの松井ヒレ長白幹之メダカ(f2)を見つけないと、松井ヒレ長白幹之メダカ(f2)同士の交配が、出来ない状況。。。
こうなったら、いっそ
ヒレ長の遺伝よりも、体外光を伸ばしていくのなら、松井ヒレ長白幹之メダカ(f2)に、フルボディの白幹之メダカと交配する。
のもありかも。
くぅぅう、悩ましい(*」>д<)」
しかし、
これだけ、今後の交配について考えても、結局、年に2~3世代しか進まない一般家庭の交配スピードでは、そんなに簡単に、フルボディ光を持つ、松井ヒレ長白幹之メダカを作ることは、かなり厳しい…。
なるべく最速ルートで、そんな、松井ヒレ長白幹之メダカを作るにはどうすればよいのやら(*_ _)
と、考えていたけれど、結局、松井ヒレ長の体外光が伸びた白幹之のオスが見つからず、
3回目の交配は
白幹之メダカのフルボディ体外光のオス
×
松井ヒレ長白幹之メダカ(f2)のメス
で、秋前にメダカの交配して、そのまま冬越しすることに(๑˃͈꒵˂͈๑)
松井ヒレ長白幹之メダカの冬越し後からの、まとめ
ヒレ長メダカ作り【4回目の交配】で、いよいよヒレ長の固定か??
白幹之メダカの松井ヒレ長化をしてから、初の冬越しが終わり、2019年春が来ました。松井ヒレ長白幹之メダカの(f3)が、無事に冬越し出来ていれば、
体外光が良く伸びた、松井ヒレ長白幹之メダカの(f3)がいるハズ
なので、4回目の交配は、いよいよ、
松井ヒレ長白幹之メダカ(f3)同士で累代飼育できること
になりますね(*`艸´)ウシシシ
では、さっそく、確認するため、飼育容器で泳ぐ、松井ヒレ長白幹之メダカの(f3)を
いたいた
って、ヒレ伸びとる。。。
???
松井ヒレ長白幹之メダカのF3は、
普通ヒレの白幹之メダカ
×
松井ヒレ長白幹之メダカ(f2)
交配なので、
ヒレは伸びない。
って、あぁ、、これ、松井ヒレ長白幹之メダカ(f2)だったか。。。と思い、
松井ヒレ長白幹之メダカ(F3)って、どこにいる??
と、松井ヒレ長白幹之メダカ(F3)の居場所を聞いてみると、、、
いないよ〜
(;・∀︎・)ハッ?
いやいや、フルボディの白幹之メダカとの交配で、産まれた、松井ヒレ長白幹之メダカのF3だよ?
だから、いないって!!
ど、どういうこと?
変にフルボディの白幹之メダカと交配したせいで、ヒレ長の表現は隠れるし
体外光の伸びだって、フルボディの白幹之メダカと交配したから伸びる!ってもんじゃないし。
ずいぶん前から、ミックスメダカとして管理してるから、もういないかもね〜
Σ( ̄[] ̄;)!ホエー!!
自作の松井ヒレ長白幹之メダカは、完成しず。。。
そもそも、ひろしゃんに言われて、異種交配を始めた、松井ヒレ長白幹之メダカで、
奥様が、好きで購入したメダカじゃない
ので、普通に考えれば、そんなメダカでは、2019年、我が家のメダカ容器争奪戦に勝ち残ることは無理か…ヾ(-ω-;)
あぁ。
楽しみにしてたのになぁ。
自作、松井ヒレ長白幹之メダカ
2019年は、交配することなく、終了。。。
松井ヒレ長メダカと、普通ヒレのメダカを交配すると、2回目には、ヒレ長のメダカが産まれてくるけど、この過程で1年。
3回目、4回目の交配2年目は、ヒレ長以外の部分の表現も気にして、交配を勧めることになるので、メダカを楽しむというか、作業になってしまいそう。。。
一般家庭で、異種交配は、時間もかかり、なかなか大変。だけど、そこに、魅力がある。と感じたら、挑戦する楽しみもありそうです。
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