目次
メダカの体の特徴は簡単に遺伝する??
松井ヒレ長青幹之メダカ同士で繁殖を進めて2017春に生まれたメダカが大きくなってきました(●´∀`)

まだ、サイズが小さいというより、コレは半ダルマ体型かな?
こちらは、普通体型の松井ヒレ長青幹之メダカ
ヒレが伸びてる
イメージ的には、
「なんで親がこんなにヒレ長なのに、子供は全然伸びないんだよ」
ってボヤいてる予定だったんですけど…
こんなにポンポン、ヒレ長メダカが出てくることに驚いてますョ´∀`)
三色メダカや二色メダカのように、色や模様を固定化するよりも、
体型や、体の特徴を固定化する方が、
難易度が低いのかな。。。
ヒカリ体型とか、ダルマ体型、背ビレなしや、ヒレ長メダカ。
……。
って、簡単な訳ないか(*」>д<)」
多分、何代も何代も交配されてるからだよね…
松井ヒレ長メダカの作り方
なんて思いながらも実は、
松井ヒレ長青幹之メダカのオス
と
白幹之メダカのメス
を、4月頃から、こっそり交配していた、ひろしゃん(@自己紹介)です(´∀`艸)
ヒレ長メダカを作ろうと思った経緯
▼青幹之ヒレ長メダカのオス
と
▼白幹之メダカのメス
というのも、
メダカにも、性格や、気性があるのか?どうも、我が家の松井ヒレ長青幹之メダカのオスは、元気が良すぎます。
ただの元気が良いメダカ。なら良いんですが、繁殖期になったら、同じ容器で飼育していた、メスの松井ヒレ長メダカを
毎日、攻撃!!
とにかく、突っつきすぎて、このままでは、メスの松井ヒレ長青幹之メダカが死んでしまう可能性があったので、
ひとまず、夜は、別容器にて隔離されるオス…。
次の日の朝になって、メスの泳ぐ飼育容器に戻すのですが、
- 相性が合わない?
- 気が強すぎる?
- 性欲が強い?
とにかく、超、攻撃的(p´Д`;)
このままでは、本当にメスの松井ヒレ長青幹之メダカがいなくなってしまうので、夜の間だけではなく、当分の間、
と決断したものの
と、悩む奥様…。
そんな中、
というより、
青がダメなら、白でイケーーー´ ³`°) ♬︎*.:*
みたいなノリで、
手頃な大きさの発泡スチロール容器を持ってきて、そこに、白幹之メダカフルボディのメスを2.3匹入れて、問題児の松井ヒレ長メダカのオスを入れて、白幹之メダカのヒレ長を作ってみることにしました(๑•̀ㅁ•́๑)✧︎
▼交配予想図
基本的に、我が家の奥様、難しいことは苦手なので、メダカを繁殖させるときは、累代交配と呼ばれる交配をしている奥様です。
ここでいう、累代交配とは、
同じ品種のメダカを、他の品種のメダカと掛け合わせすることなく、その品種の持つ特徴を洗練していく交配という意味合いです。
要は、松井ヒレ長青幹之メダカ同士の掛け合わせで、松井ヒレ長青幹之メダカの持つ特徴を、伸ばしていこう。という飼育方法。
それを、今回は、
- ヒレ長の特徴がある、青幹之メダカ
と、
- ヒレ長の特徴がない、白幹之メダカ
を交配して、松井ヒレ長の白幹之メダカを作ってみることにしました(*´▽︎`*p♡︎q
改良メダカの世界では、こういった、違う品種で交配すること(異種交配)で、新しい表現を持つメダカをみつけていくのも、醍醐味で、メダカ歴の長い人ほど、様々な掛け合わせをして、新しい表現を持つメダカを誕生させています(๑•̀ㅂ•́)و✧︎
とはいえ、メダカの飼育歴が長くても、我が家の奥様のように、異種交配は、苦手。というメダカ愛好家もいると思います。
ひろしゃんも、白幹之メダカの松井ヒレ長メダカを作るために、色々と考えていたような、感じ。をだしていますが、実は、思いつきの初挑戦( ̄▽︎ ̄;)
一体、結果はどうなるのか?
3ヶ月に渡る、松井ヒレ長白幹之メダカ作りを一緒に見ていきましょう(๑´∀︎`๑)
ヒレ長メダカ作り【1回目の交配】
まず、異種交配する、種親の松井ヒレ長青幹之メダカのオスと、白幹之メダカのメスを準備したら、同じ飼育容器に入れて管理するのですが、「ヒレ長メダカを作るぞ~」と、意気込んでおきながら、
発泡スチロール容器に、産卵床を浮かべておいて、水替え(水換え)などせず、グリーンウォーターのまま放置するという、完全放置スタイルでの飼育方法(^~^;)
▼発泡スチロール容器
これが意外と良かったのか?
攻撃的な松井ヒレ長青幹之メダカのオスと、白幹之メダカのメス、気がつけば、産卵床に卵を産み付けているので、産卵床に産みつけた卵を、別容器(米びつのプラケース)に、産卵床ごと移して、メダカが孵化するまで、ここも放置∗︎˚(* ˃̤൬˂̤ *)˚∗︎

メダカの産卵、採卵、孵化と、順調よく進んで、プラケースで無事に孵化したメダカのサイズが、タモ網ですくえる程度の大きさになったら、プラケースで泳ぐメダカを、発泡スチロールのグリーンウォーターへバック

本当に、もの凄く、テキトーな繁殖飼育スタイル( ̄▽︎ ̄;)
ですが、
そうやったほうが、結構、調子がよくて、産まれてきた白幹之メダカが


こんな感じ(๑˃͈꒵˂͈๑)
松井ヒレ長青幹之メダカ×白幹之メダカで交配を進めると、どんな交配結果になるのというと…。
産まれてきたメダカのうち、
ヒレ長の表現は、
残念ながら1回目の交配(f1)で、ヒレ長は表に出てきていませんでした。
ですが、
産まれてきた松井ヒレ長メダカのうち
2/3程度は、青幹之メダカ
で、
1/3程度(約20匹ほど)白幹之メダカの表現が出ている
メダカが確保できました(*´▽`*)
ヒレ長の表現は、潜性遺伝なので、全て隠れてしまうと予想できましたが、
まさか、
青幹之メダカと白幹之メダカを交配して、白幹之メダカが産まれてくるとは…。松井ヒレ長青幹之メダカの血統に白幹之メダカが入ってるんですね~。
勉強になりました(。-`ω´-)
ヒレ長メダカ作り【2回目の交配】
さて、次の交配
▼1回目の交配結果
1回目の交配では、ヒレが伸びていない、白幹之メダカが産まれてきてます。この後のヒレ長メダカの作り方として、産まれてきた、
松井ヒレ長白幹之メダカ(f1)同士を掛け合わせる。
のが、セオリーかもしれないけれど、
まだまだ元気な、松井ヒレ長青幹之メダカのオス‼
元気が有り余ってるなら、難しい遺伝の話は抜きにして、ヒレ長の体型の特徴をもつメダカを量産するために、大きくなった松井ヒレ長白幹之メダカ(f1)の中にもう一度投入っ!!
▼
コレで、ヒレ長メダカ出てくるかな?
▼2回目の交配図
ヒレ長メダカ作りから、3ヶ月後
松井ヒレ長白幹之メダカの誕生
さて、さて、1回目の交配で産まれてきた、白幹之メダカと、まだ元気の残っていた、種親に使った、松井ヒレ長青幹之メダカのオスを再び使って、
松井ヒレ長青幹之×松井ヒレ長白幹之メダカ(f1)
の交配をしてから約3か月。
どんな交配結果になったのかというと、
▼松井ヒレ長白幹之メダカ(f2)


微妙ですが、ヒレ長の特徴がある白幹之メダカが生まれて来ました
バンザイ━︎ヾ(*´∀︎`*)ノ━︎☆︎

と言っても、まだまだ、ヒレの長さが物足りない(*- -)
もう一回、同じ松井ヒレ長青幹之メダカを使って交配したいけど、来年はさすがに…いないか( ̄▽︎ ̄;)
ヒレ長メダカ作り【3回目の交配】
では、3回目の交配はどうする??
これまでのヒレ長メダカ作りの結果は、
1回目の交配結果。
- ヒレ長の特徴は、隠れていて。
- 白幹之の特徴は、約1/3のみ出現。
どちらも、潜性遺伝(劣勢遺伝)なので、松井白幹之メダカの姿は確認できない。
2回目の交配で、その潜性遺伝(劣勢遺伝)を持つ、松井ヒレ長青幹之メダカ(f1)と、種親に使った松井ヒレ長青幹之メダカを戻し交配すると
2回目の交配結果。
- ヒレ長の特徴は、出ているが、少し。
- 白幹之の特徴は、出ているが、少し。
それを踏まえて、3回目の交配は、
ヒレ長の特徴がでていて、青幹之メダカの色が出ていない、松井ヒレ長白幹之メダカ(f2)同士を交配させるのがセオリーなのかな…
3回目の交配予定は…
松井ヒレ長白幹之メダカ(f2)
×
松井ヒレ長白幹之メダカ(f2)
ひろしゃんは、より早くヒレ長を目指すために、
松井ヒレ長青幹之メダカの(f1)
×
松井ヒレ長白幹之メダカの(f2)
の交配も悪くないと思う
けど、
白色は、潜性遺伝(劣勢遺伝)になるため、もう一度、青色と交配すると、次は、白色が消えることになり、白幹之メダカを作る上では、遠回りになるんだと思います。。。
さらに、
生まれてきた松井ヒレ長白幹之メダカ(f2)をよく見ると、メスばかり…。
3回目の交配をどうするか?
と悩む前に、オスの松井ヒレ長白幹之メダカ(f2)を見つけないと、f2同士の交配が出来ないです( ̄▽︎ ̄;)
そう考えていくと、3回目の交配は、
- オスの松井ヒレ長白幹之メダカ(f2)が見つかれば、松井ヒレ長白幹之メダカ(f2)×松井ヒレ長白幹之メダカ(f2)の交配が最善手になりそう。
- もし、松井ヒレ長白幹之メダカ(f2)の中から、オスが見つからないとなると、松井ヒレ長白幹之メダカ(f1)との交配で、早急に、松井ヒレ長白幹之メダカのオスを作らないといけないです。
しかし、ヒレの伸長具合だけじゃなくなくて、幹之メダカの背中に伸びる、体外光は、松井ヒレ長白幹之メダカでも、フルボディ光は、当然の条件になってきます。。。
となると
- ヒレ長の遺伝よりも、体外光を伸ばしていくのなら、松井ヒレ長白幹之メダカ(f2)に、フルボディの白幹之メダカと交配する。のもありかも。
くぅぅう(*」>д<)」
ここまで一生懸命かんがえても、年に2世代しか進まない一般家庭の交配スピードでは、そんなに簡単に、フルボディ光を持つ、松井ヒレ長白幹之メダカの誕生は、かなり厳しい…。なるべく最速ルートで、
- ヒレが大きく伸長して
- 体外光がフルに伸びる
そんな、松井ヒレ長白幹之メダカを作るにはどうすればよいのやら(*_ _)
と、考えてるひろしゃんを横目で見ながら、今日も椅子に座って

室内の巨大水槽(アクアリウム)に夢中な奥様。


って、この川魚は、いったいなんなんだ。。。
ひろしゃんには、鯉にしか見えません。
白幹之メダカのことなんて二の次、三の次かよ(p´Д`;)
って、言うとさ「メダカの世話もしないのに」って言われるので、奥様のことは言えませんけど…(lll-ω-)
まずは、年に2回交配した、松井ヒレ長メダカを、無事に冬越しさせることが大事そうです

